岩沼市社会福祉協議会とC4Cは、2学年(2クラス)を担当させていただき、「玉浦版・近隣助け合いゲーム」を実施しました。
最初に岩沼市社会福祉協議会より、今日のめあてをお伝えし、岩沼市にはどのような方々が住んでいるのかを考えるクイズに取り組みます。

次に、クラスごとに分かれ、「玉浦版・近隣助け合いゲーム」を体験。
このゲームは、公益財団法人さわやか福祉財団の「近隣助け合い時間通貨体験ゲーム」を参考にさせていただき、玉浦地区に住む方やその暮らしをイメージしながら、岩沼市社会福祉協議会とC4Cとで開発したものです。
まず、テーブルにある45種類の「住民カード」のなかから、自分がなりきる住民を選び、カードの空欄に、その人の暮らしをイメージしながら、「普段の暮らしの中でどんなことに困ると思うか」を書いてみます。

その人の暮らしがイメージできたら、「メニューカード」の中から、地域の人に手伝ってほしいこと、手伝ってもらえるとたすかることを3枚、選びます。
全員がカードを選んだらゲームスタート。お互いがどんな住民になっているのかを確認しながら、お手伝いしてくれそうな人を探し、お願いしていきます。

初めて体験するゲームに、それぞれの場面で苦労する様子もみられましたが、楽しく一生懸命取り組みました。
最後に感想を発表しあい、岩沼市社会福祉協議会から5つのメッセージを届けました。
①地域にはさまざまな人が暮らしていること
②一見助けられるだけの人にもさまざまな個性や才能があること
③普段から、隣近所の顔の見える関係づくりが大切であること
④中学生の皆さんにも、地域の中でできることがたくさんあること
⑤福祉は特別な人のための特別なものではなく、誰にとっても身近なものであること
この日の体験が、玉浦中学校の皆さんのこころに残り、地域へ踏み出すきっかけとなれば幸いです。