柴田町社会福祉協議会が毎年開催しているこの事業を、今年は「夏スペ」に続き、C4C共催のもと実施させていただきました。
この日参加してくれたのは、町内の中学生10人。小規模ではありましたが、全体を通してサポートしてくださった川崎町社会福祉協議会や大学生ボランティアをはじめ、さまざまな地域の方も加わり、中身の濃い一日を過ごすことができました。
今年のテーマは「中学生ができる災害ボランティアとは」。
最初に「水害発生!ささえあいゲーム」(原案:ウェーザーハート)を体験。「私たちのまちでもし、水害が発生したら」…という想定のもと、災害時要援護者の避難をどのようにサポートするかを考えます。

柴田町のハザードマップも確認。自分たちの住む地域の災害リスクを確認し合いました。
次に体験したのは「防災運動会」。災害時要援護者の暮らしをイメージし、支え合い乗り越えて行く知恵をつけるため、車椅子や白内障メガネを体験しながら、水消火器訓練やパン食い(取り)競争を実施。毛布担架作りや一輪車水運びレースなどもチーム対抗で取り組みました。
水消火器訓練や毛布担架作りを指導してくださったのは、柴田消防署の皆さん。楽しくわかりやすく、丁寧に指導してくださいました。パン食い(取り)競争に使用するパンを届けてくださった山崎製パンの方も、子どもたちの様子を見守りながら、毛布担架作りのコツなどをアドバイスしてくださいました。

昼食はキャップハンディクッキング。車いす、片麻痺、白内障メガネを体験しながら、芋煮とおにぎりを作りました。食生活改善員の皆さんがコツを伝授してくださったおかげで、とてもおいしい昼食となりました。

午後はまとめの時間。今日のテーマ「中学生ができる災害ボランティアとは」を考えるため、C4C防災・福祉学習コーディネーターより、これまでの災害において中学生が取り組んだボランティア活動を紹介し、自分たちにできる活動を考えました。

また、災害時に地域の力になるためには、普段から、地域を知り地域とつながることが大切であることも伝え、普段から地域の中でできるボランティアについても考えました。
最後に、この企画に携わった大人たちから、今を生きる中学生へのメッセージを伝えました。自分自身の中学時代を語る人、ボランティア活動の大切さについて語る人、これからどんな大人になってほしいかを語る人…どれか一つでも、この先の人生を支えるメッセージとして、子どもたちのこころに残っていてくれたら…と思います。
私たちも中学生と関わり合いながら、多くの気づきや学びを得ることのできた一日となりました。
この企画に携わってくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。