町内の子どもから大人まで30人程度が参加し、最初に全身を使ったじゃんけんゲームや節分に関するクイズなどを通じて交流をはかった後、新ひだか町合併10周年を記念して10mの恵方巻づくりに取り組みました。

試食をしながら、「今日ここに来てから、わたしがしたことは…」を思い出しながら一人ずつふせんに書き、模造紙に貼っていただきました。「恵方巻の具の準備をした」「○×クイズで節分の勉強をした」「恵方巻を作っているときにおなかがすいた」などと書かれたたくさんのふせんを眺めながら、今日のプログラムが参加者全員で協力しあったからこそできたこと、日常生活の中でも助け合って暮らしていくことの大切さを伝え、閉会しました。

「誰にとっても身近な生活行動である食の大切さと、普段から地域全体で助け合って暮らしていくことの大切さを伝えられるような企画を」という、新ひだか町社協の担当職員さんの想いから実現したこの企画。恵方巻の具作りを町内のかたにお手伝いいただいたり、障がいのあるかたも無理なく一緒に楽しめる工夫を考えたり、遠方ながら担当職員さんと一緒に企画を考え準備を進めてきました。終了後、参加者のかたから「今度はいつあるの?」といった声もいただいたとのことで、今後にもつながるような一日になったのではと思います。
新ひだか町においては平成23年度から毎年のようにお声掛けをいただき、福祉・防災学習、ボランティア学習の機会をお手伝いさせていただいています。これからも新ひだか町において“ふくしのこころ”が育まれ、広まっていくことを願っています。
なお、前日2月5日には平成27年度新ひだか町社会福祉協議会職員研修が開催され、C4Cみやぎ・菅原が講師を務め、宮城における福祉・防災学習の現状をお伝えしながら、職員の皆さんに学習プログラムの一例を体験いただきました。地域福祉担当と介護担当の職員さんの間で気づきのポイントにも違いがあり、全体で学び合う機会になったと感じています。

新ひだか町のみなさん、2日間ありがとうございました。