角田市では、角田市社会福祉協議会・宮城学院女子大学学生サークルFASと連携し、“角田の5つの「め」”でもある梅・豆・米をつかった、災害時にもおいしく食べられるメニューを開発しました。
これまで、市内2か所の児童館で、子どもたちを対象に料理教室を開催し、災害時や普段の食生活について関心をもってもらうとともに、角田という地域を知り、地域の方々と交流する機会を設けてきました。
このたび、さらに多くの角田の皆さんに今回開発したレシピやこの取り組みについて知っていただきたいと考え、角田市社会福祉協議会 かくだボランティアセンター主催「平成27年度 角田市災害ボランティアセンター研修会」において、開発したメニューのひとつである「梅入りだまこ汁」の試食会とレシピの配布、角田市で推進してきた本事業のご紹介を行いました。
当日は、角田市社会福祉協議会が指定管理を受けている、障害者就労支援施設のぎく(http://www1a.biglobe.ne.jp/nogiku/)の皆さんに野菜を提供いただくとともに調理をお手伝いいただき、約80食分の試食をご用意しました。



どんな感想をいただけるかドキドキでしたが、みなさんから「おいしかった」「味付けが良いね」「私の地域でも料理教室をお願いしたい」といった感想をいただくことができました。
ご試食いただいたみなさま、ご協力をいただいた角田市社会福祉協議会およびのぎくのみなさま、ありがとうございました。この取り組みを、今年度も市内外へ普及させていきたいと考えています。
このほか、研修会ではウェザーハート災害福祉事務所 代表の千川原公彦さんを講師に、角田市で発生リスクの高い水害をテーマとし、災害発生時の地域での助け合い方や、社会福祉協議会(災害ボランティアセンター)や行政との連携のあり方を考えるワークが実施されました。防災学習というと地震を想定したものが多いのが現状です。参加者の皆さんが活発に意見をかわす様子に、水害を想定した学習プログラムの開発にも力を入れていきたいと考えをめぐらせる機会にもなりました。